軽貨物とは

  1. 貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の違いを比較解説!

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の違いを比較解説!

軽貨物とは軽貨物とは

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の違いを比較解説!

運送業の事業内容には貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業があります。運送業で独立を考えているけれど、言葉や種類の違いが分からず、悩んでいませんか?

当記事では似たような名称の軽貨物運送と一般貨物運送の違いについて解説します。事業選択のヒントになるはずです。

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の概要

まずは貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業、それぞれの概要をチェックしていきましょう。

貨物軽自動車運送事業(軽貨物運送)とは?

貨物軽自動車運送事業は、三輪以上の軽自動車および二輪の自動車(125cc以上)を使用して、有償で貨物を運ぶ事業を指します。
・軽貨物運送
・黒ナンバー(※二輪は緑ナンバー)
と呼ばれることもあります。

赤帽やAmazonの配達などが該当します。小規模な荷物を扱う配送がメインで、小回りが利くのが特徴です。

一般貨物自動車運送事業(一般貨物運送)とは?

一般貨物自動車運送事業は、軽自動車および二輪の自動車を「除く」自動車を使用して、有償で貨物を運ぶ事業です。
・一般貨物運送
・緑ナンバー
とも呼ばれます。

スーパーや物流倉庫に搬入されるトラックなどが想像しやすいかもしれません。大型トラックも保有できるため、重量物や大きな物、たくさんの荷物を運ぶことができます。

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の違い

次に貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の違いについて、使用する車両以外の観点で解説します。どちらで事業を始めるかの参考にしてください。

許可・届出の違い

貨物軽自動車運送事業が届出を申請するのに対し、一般貨物自動車運送事業は許可を申請するという違いがあります。わかりやすくいうと、「こういう事業をします」という宣言と「こういう事業をするから許可をください」といったニュアンスの違いです。

そのため、許可が必要な一般貨物自動車運送事業は3か月ほどの審査期間が必要です。事業計画や安全管理体制が充足しているかどうかのチェックが入り、営業資金の半分以上が自己資金である事も条件になります。また、法令試験も受けなければなりません。

一方で、貨物軽自動車運送事業は届出当日に審査が通るのが一般的です。貨物軽自動車運送事業の手続きが詳しく知りたい方はこちらの記事も、チェックしてみてください。

車両・ドライバーの数の違い

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の要件において大きく違いがあるのが、保有車両とドライバーの数の違いです。

貨物軽自動車運送事業は車両1台以上、ドライバー1名以上から始められるのに対し、一般貨物自動車運送事業は5台以上かつ5名以上が必要です。もちろん車両台数に応じて車庫も用意しなければなりません。

業務委託と自社従業員の違い

従事するドライバーの契約形態にも違いがあります。

貨物軽自動車運送事業は業務委託契約を結んだ個人事業主と事業を行うことができますが、一般貨物自動車運送事業に関しては、ドライバーの外注が禁止されています。つまり、自社の従業員として雇用しなければなりません。社会保険料の負担を含む福利厚生など費用面に大きく差が出るでしょう。

開業にかかる費用の違い

軽車両と、その他自動車の車両購入にかかる費用に大きな違いがあるのは明らかです。さらにいえば車両維持費、保険、税金、修繕費、燃料費、人件費、登録免許税、事務所・駐車場費用などにも差が出ます。

新車の購入からの開業を想定した場合、準備したい資金には以下のような大きな違いが生まれます。

・一般貨物自動車運送事業 およそ1,500万円〜2,500万円
・貨物軽自動車運送事業 およそ100万円〜150万円

また貨物軽自動車運送事業の場合、車両をレンタルすれば初期費用0円から始められます。
どれくらい資金の調達ができるか、その後黒字経営を目指せるか、よく検討しましょう。

運行管理者選任の違い

一般貨物自動車運送事業は運行管理者を選任しなければならないのも、違いといえるでしょう。

営業所の保有台数に応じて、運行管理の資格保有者を配置します。点呼やドライバーの乗務記録管理などを行う役割を持ちます。一方、貨物軽自動車運送事業に運行管理者の配置は求められません。点呼や乗務記録管理の義務はありますが、同居の家族が行っても問題ないという違いがあります。

一般貨物自動車運送で運送業許可を取得するメリット|事業規模

一般貨物自動車運送事業を始めるにあたっては、設備費や開業資金が必要となり、リスクを伴います。しかしリスクがあるからこそリターンがあるのも事実です。一般貨物自動車運送事業を選ぶメリットは事業規模の大きさにあるでしょう。

4t車や大型車を保有できれば、以下のような事業に参入できるため、1度の配送でより大きな金額が動くようになります。
・特殊な荷物の取り扱い
・長距離輸送

5名以上での経営が条件となるため、個人で配送するのみの事業規模より大きくなるのは確実です。事業が成功すれば大きなリターンも望めるでしょう。

貨物軽自動車運送事業を選ぶメリット|始めやすさ

一方で貨物軽自動車運送事業を選ぶメリットは、なんといっても始めやすさにあります。始めるにあたっての手間やリスクは少ないため、「独立したい!」と思えば、すぐに始められます。

効率よく配達ができるようになれば、月収30~100万円の収入も見込めるので、「会社に依存したくないけれども、負債を抱えるのは怖い」という方には向いているといえるでしょう。

一般貨物に切り替えも視野に、ドライバー経験を積み、事業として継続・拡大できるか見極めるのもいいですね。低リスクな軽貨物のまま、「水屋」として他個人事業主と協業し、事業規模を拡大できる可能性もあります。

まったくの未経験から始めるのであれば、軽貨物自動車運送事業から始めるメリットは大きいと感じるはずです。

「水屋」について詳しく知りたい方はこちらの記事もご一読ください。

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業は条件や手続きに大きな違いあり!

貨物軽自動車運送事業と一般貨物自動車運送事業の一番大きな違いは、使用できる車両です。さらに条件や手続き、必要な費用にも大きな違いがあり、事業を始める際は留意しなければなりません。

始めやすさを望むのであれば、軽貨物。大きなリターンを望むのであれば、一般貨物。と考えてもよいでしょう。

totop