「本業を続けながら、土日だけ軽貨物で稼げないか」という相談は本当に多いです。結論から言うと、軽貨物の副業は可能です。ただし、開業手続きや税金まわりで押さえておくべきポイントがあります。この記事では、副業として軽貨物を始める流れと注意点を現役ドライバー目線で解説します。
副業でも黒ナンバーは必要
まず大前提として、報酬をもらって荷物を運ぶなら、副業でも黒ナンバー(事業用登録)が必須です。「土日だけだから自家用のままでいい」は通用しません。無登録での有償運送は法令違反になります。
取得自体は難しくなく、費用も数千円程度です。手順はこちらの記事にまとめています。
黒ナンバー取得方法を徹底解説【費用・手順・必要書類まとめ】
あわせて、事業用の任意保険への切り替えも忘れずに。保険料は自家用より上がりますが、ここを削ってはいけません。
副業に向いている案件
平日フルタイムで働いている人が現実的に稼働できるのは、土日祝と平日夜です。相性が良いのは次のような案件です。
- Amazon Flex:アプリで好きな時間枠を予約。土日だけの稼働がしやすく、副業との相性は抜群
- スポット便(マッチングアプリ経由):単発の配送依頼を都度受ける働き方
- 土日限定の宅配案件:委託会社によっては週末だけの募集もある
逆に、企業配送などの固定ルート案件は平日毎日の稼働が前提なので、副業には不向きです。
案件の探し方全般はこちらをどうぞ。
軽貨物の仕事の取り方・案件の探し方【マッチングサービス比較】
副業でどれくらい稼げる?
土日フル稼働(月8日前後)の場合の目安です。
- 売上:月8万円〜15万円程度
- ガソリン代や保険料などの経費を引いた手残り:月5万円〜10万円程度
時給換算では専業より効率が落ちがちですが、「車両と保険の固定費を副業収入でまかなえるか」が採算ラインの目安になります。すでに軽バンを持っているなら初期ハードルはかなり低くなります。
税金の注意点(20万円ルール)
会社員が副業する場合、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要です。
ここで大事なのは、20万円の判定は「売上」ではなく「所得(売上−経費)」だという点です。売上30万円でも経費が15万円あれば所得15万円で、所得税の確定申告は不要です。
ただし注意点が2つあります。
- 20万円以下でも住民税の申告は別途必要(市区町村への申告)
- 経費を証明できるよう、レシートや記録は必ず残す
確定申告のやり方はこちらで詳しく解説しています。
軽貨物ドライバーの確定申告ガイド
会社にバレたくない場合
就業規則で副業が禁止・許可制になっていないか、まず確認してください。そのうえで、確定申告時に住民税を「普通徴収(自分で納付)」にしておくと、会社の給与天引きに副業分が上乗せされるのを避けられます。
副業から始めるメリット
- 収入ゼロのリスクなしで、軽貨物が自分に合うか試せる
- 稼働に慣れてから専業に移れば、独立後の失敗が減る
- 車両・装備を揃えながら段階的に準備できる
実際、副業で半年〜1年経験してから独立するパターンは、いきなり専業で始めるより失敗が少ない印象です。
まとめ
軽貨物の副業は、黒ナンバーと事業用保険さえ押さえれば十分現実的です。土日だけでも月5万円前後の手残りは狙えますし、何より「専業でやっていけるか」を低リスクで見極められるのが最大の価値です。
専業を視野に入れている方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。


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